東京・品川区の路上で、自転車の68歳の女性が殴られて一時、意識不明の重体になった事件で、警視庁は近くに住む61歳の男が事件に関わったとして、殺人未遂の疑いで逮捕しました。男は女性が勤める不動産会社が管理するアパートに住み、家賃を滞納していたということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
逮捕されたのは、東京・品川区東大井の無職、菅沼信治容疑者(61)です。今月20日、品川区南大井の路上で、近くに住む68歳の会社員の女性が自転車で通勤していたところ、突然、後ろから頭を鈍器のようなもので複数回、殴られて、一時、意識不明の重体になりました。
警視庁が付近の防犯カメラの映像を解析するなど捜査を進めた結果、近くに住む菅沼容疑者が当時、自転車に乗って現場に来ていたことなどから、殺人未遂の疑いで逮捕したということです。
これまでの調べで、菅沼容疑者は、女性が勤める不動産会社が管理するアパートに住み、家賃を滞納していて、女性が毎月、支払いの催促に訪れていたということです。
警視庁によりますと、調べに対し、容疑を認め、「女性が自分の悪口を言い広めている」などと供述しているということです。こうした事実は確認できていないということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。
-- NHK NEWS WEB