経済成長が続くベトナムの首都ハノイで、日本企業が運営する大型の屋内アミューズメント施設がオープンすることになり、ベトナム初となるVR=バーチャルリアリティーの技術を活用したゲームなどに注目が集まっています。
この施設は日本のアミューズメント施設の運営会社が、ベトナムの首都ハノイにある大型商業施設の中につくりました。広さおよそ6500平方メートルの施設では、フットサルやバスケットボールなど、10種類以上のスポーツがプレーできるほか、VR=バーチャルリアリティーや、AR=拡張現実の技術を活用した体験型のゲームも楽しむことができます。
運営会社によりますと、VRやARの技術を使ったゲームが楽しめる施設は、ベトナムでは初めてだということです。オープンを前に、29日に開かれた内覧会では、早速、若者たちが専用のゴーグルなどをつけて体験型のゲームを楽しんでいました。
人口9000万人を超えるベトナムは2000年以降、年間5%以上の高い経済成長を続け、1人当たりのGDP=国内総生産もこの10年で倍増するなど、中間層が増え続けています。
施設を運営する会社の高井隆司社長は「ベトナムではアミューズメント施設はまだまだ少ないので、どれだけ新しいものを提供できるかが鍵だ。今後のベトナムの経済発展に合わせて、さらに事業を拡大していきたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB