自動車のタイヤの原料になる天然ゴムの価格が上昇していることから、最大手のブリヂストンが、ことし9月から冬用タイヤの出荷価格を平均で6%値上げすることを決めるなど、メーカー各社に値上げの動きが広がっています。
タイヤの原料になる天然ゴムは、生産地のタイの天候不順などから値上がりし、ブリヂストンは、先月、6年ぶりに自動車用のタイヤの出荷価格を値上げしました。
しかし、天然ゴムの価格が今も高止まりしているうえ、合成ゴムなどの原料価格も上昇しているため、ことし9月からスタッドレスタイヤなど冬用のタイヤも出荷価格を平均6%値上げすることを決めました。
冬用のタイヤについては、東洋ゴム工業もことし5月に平均で5.5%値上げしています。このほか、住友ゴム工業や横浜ゴムも値上げを検討しているということで、メーカー各社に値上げの動きが広がっています。
-- NHK NEWS WEB