ウェブクリエーターを養成する職業訓練を行っていた、東京、豊島区の業者がおよそ3億5000万円の所得を隠していたとして、東京国税局から脱税の疑いで告発されました。
告発されたのは東京、豊島区のウェブサイト制作会社「メディアクリエイト」と、橋本一星社長(43)、それに経理を担当していた別の会社の河合滋役員(55)です。
メディアクリエイトは、仕事を探している人向けにウェブクリエーターを養成する職業訓練を行い、国の奨励金を受けていましたが、東京国税局によりますと、税務申告の際に架空の販売手数料を計上し、所得を少なく見せかけていたということです。
東京国税局は平成26年までの2年間に、およそ3億5100万円の所得を隠し、法人税およそ8800万円を脱税したとして、メディアクリエイトと橋本社長ら2人を法人税法違反の疑いで東京地方検察庁に告発しました。
橋本社長は脱税で得た資金を関係会社に貸し付けるなどしていたということです。
-- NHK NEWS WEB