4日、宮城県登米市で全焼した住宅から女性と幼い子ども2人と見られる合わせて3人が遺体で見つかった放火事件で、逮捕された女性の夫は、火が出たあとに外出し、自宅近くに戻ったところを警察官に声をかけられて逃走していたことが警察への取材でわかりました。警察が逃走を図るまでの詳しいいきさつを調べています。
4日未明、登米市で住宅が全焼して、この家に住む島谷美由さん(31)と子どもの真央ちゃん(3)、それに叶佑くん(1)と見られる3人が遺体で見つかった火事で、警察は美由さんの夫で、会社員の島谷嘉昭容疑者(40)を放火の疑いで逮捕し、5日、身柄を検察庁に送りました。
警察によりますと、島谷容疑者は家から火が出たあと外出していましたが、通報を受けた警察官が現場に駆けつけた際、家の近くに車で戻ったところを目撃されていたということです。しかし、警察官から声をかけられると、車から降りずにそのまま逃走したということで、6キロほど離れた場所で見つかり逮捕されました。
当時、酒に酔った状態で、その後の警察の調べに対して「寝室のふとんに火をつけた」などと供述しているということです。
警察は島谷容疑者が逃走を図るまでの詳しいいきさつを調べるとともに、殺人の疑いでも捜査することにしています。
-- NHK NEWS WEB