「LGBTって何の略?」という質問も数年前に比べれば少なくなったと感じますが、それでもまだ遅れが指摘されるのが、企業内の意識改革です。
「当事者」の社員が働きやすい環境作りに取り組んでいる企業は、まだ少ないのが実情ですが、そうした企業意識に変化の兆しがある、それも3年後の東京オリンピック・パラリンピックが影響していると聞いて、取材しました。
(ネットワーク報道部 宮脇麻樹記者)
話を聞いたのは、認定NPO法人「グッド・エイジング・エールズ」の代表を務める松中権さん。大手広告代理店の一線で働きながら、ゲイの当事者としてLGBTのイベントを開催するなどしてきました。
先月、退職したあとは、東京オリンピック・パラリンピックに参加するLGBTの選手やファンの情報発信の場になる「プライドハウス」と呼ばれる施設作りの活動に携わっています。松中さんによると、「東京オリンピック・パラリンピックはLGBTへの取り組みでも世界から注目されている」ということです。
-- NHK NEWS WEB