都内の会社から大量のカーナビを詐欺グループと共謀してだまし取ったとして、家電販売店の社長が逮捕され、警視庁は、だまし取ったカーナビを小売店に売りさばいていたと見て調べています。警視庁によりますと、社長は容疑を否認しているということです。
逮捕されたのは東京・江戸川区の家電販売店の社長、鈴木耕一容疑者(63)で、警視庁の調べによりますと、すでに逮捕・起訴された住宅リフォーム会社「ガスクル」と名乗る詐欺グループの5人と共謀し、代金を支払うつもりがないのに、都内の会社からカーナビ80点、およそ450万円分をだまし取ったとして、詐欺の疑いが持たれています。
これまでの調べで、鈴木容疑者は、商品を仕入れて売りさばき、代金の支払い期限前に行方をくらます取り込み詐欺グループの1人と見られるということです。
警視庁は、だまし取った商品を買い取ったうえで、小売店に売りさばいていたと見て調べるとともに、このグループが同様の方法を繰り返し、合わせておよそ1億6000万円分の商品をだまし取っていたと見て捜査しています。
警視庁によりますと、調べに対し、鈴木容疑者は「自分は商品を購入しただけだ」などと供述し、容疑を否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB