妊娠中の女性をサポートしようと、妊婦健診などの際にタクシーが送迎を行うサービスの普及が都内で進んでいます。
タクシーの利用者の減少に歯止めをかけようと、都内のタクシー会社は、妊娠中の女性が出産予定日や住所などを登録すると、妊婦健診の際や陣痛が起きた時に、かかりつけの病院に24時間対応で送迎を行うサービスを始めています。
東京ハイヤー・タクシー協会によりますと、都内では現在、8つのタクシー会社やグループがこのサービスを行っていて、去年1年間に登録した妊婦の数はおよそ7万3000人と前の年より8%増え、普及が進んでいるということです。
タクシー会社の中には、利用をさらに促そうと哺乳瓶やおむつなどを集めたギフトを登録した人に無料で贈る取り組みを始めているところもあります。
東京ハイヤー・タクシー協会は「タクシーが安心安全だとアピールできるチャンスでもあるので、たくさんの妊婦さんに登録してもらいたい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB