この1年話題になり、世相を反映した食べ物や飲み物を選ぶ「今年の一皿」が、5日に発表されます。
「今年の一皿」は、この1年話題となり、世相を反映した食べ物や飲み物を選ぶもので、調査会社が、インターネットによる消費者へのアンケート調査などを基に決めます。
3回目となる今回は合わせて15の“食”がノミネートされました。
まず、三重県伊勢市の名物で太くて柔らかい麺が特徴の「伊勢うどん」。日本では8年ぶりに開催された伊勢志摩サミットにちなんで選ばれました。
カフェインを含まないコーヒーや紅茶、日本茶などの飲み物「カフェインレス飲料」。
乳酸菌を入れたり、カカオの成分を増やしたりした「機能性チョコレート」。いずれも健康志向の高まりで注目されました。
牛肉にパン粉をつけて揚げた「牛かつ」は、関西地方でなじみのある料理でしたが、最近は関東地方でも取り扱う店舗が増えています。
炭酸をより強くしたアルコールやジュースなどの「強炭酸ドリンク」。強い刺激で人気を集めました。
ことし4月の熊本地震で大きな被害を受けた熊本県の名物、「熊本ラーメン」が復興メニューとして選ばれました。
「こうじ甘酒」は、米こうじなどで作った甘酒で、夏には冷やした甘酒も登場しました。
「コーヒー」は、缶コーヒーでも豆のばい煎方法などにこだわる本格的なコーヒーが増え、国内でコーヒー豆の生産も広がっていることから選ばれました。
「シュラスコ」は、牛肉や豚肉などを鉄の串に刺して焼くブラジルの名物料理で、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックにちなんで選ばれました。
「しらす丼」は、特に生しらすをのせたどんぶりが人気を集めたということです。
「進化系餃子」。ニンニクを抜いたり、これまでにない具材を使ったりしたギョーザで、女性向けのギョーザ店も増えました。
「チョップドサラダ」は、スプーンで食べられるようにたくさんの野菜を小さくカットしたサラダです。
「日本ワイン」は、国産のブドウだけを使い日本で製造されたワインです。
香草のパクチーを使ったさまざまな料理が紹介され、ブームになったことから「パクチー料理」も選ばれました。
「ローストビーフ丼」。山盛りのローストビーフをのせたどんぶりが、話題を呼びました。
「今年の一皿」は、これら15の“食”の中から選ばれ5日午後、発表されます。
-- NHK NEWS WEB