8日午前、愛知県豊橋市の化学製品メーカーの工場で、薬品を貯蔵するタンクが爆発して火災が起き、タンク1基が焼けました。けが人はおらず、警察と消防は詳しい状況を調べています。
8日午前9時半ごろ、愛知県豊橋市明海町の化学製品メーカー「花王クエーカー」の工場でタンクが爆発して火災が起きました。
消防車12台が出て火はおよそ1時間半後に消し止められましたが、警察によりますと、直径およそ10メートル、高さ11メートル余りの筒状のタンク1基が焼けました。この工場では鋳物を接着するのに使う薬品を製造していて、8日は従業員およそ100人が働いていましたが、タンクの近くには人がおらず、けが人はいませんでした。
調べによりますと、タンクには、ふだん「フルフリルアルコール」という化学薬品が貯蔵されていますが、内部を洗浄するため、6日からほとんど空にして準備を進めていたということです。
警察と消防は爆発が起きた状況や原因について詳しく調べています。
現場は港に近い工業団地の一角で、爆発が起きたのは大手日用品メーカー「花王」の子会社です。
-- NHK NEWS WEB