豪雨の影響で線路が流され一部の区間が不通となっているJR久大線で、10日からバスによる代行輸送が始まり、通勤、通学の人たちが利用していました。
福岡県久留米市と大分市を結ぶJR久大線は、記録的な豪雨により大分県日田市の川に架かる鉄橋の橋脚が倒れて線路が流出し、福岡県のうきは駅と大分県の日田駅の間で運転できなくなっています。
JR九州は、復旧の見通しが立たないため、10日から筑後吉井駅と日田駅の間でバスによる代行輸送を始めました。
日田駅前では、10日午前8時半ごろ、高校生や会社員などおよそ50人が列を作りました。そして、福岡方面から大勢の客を乗せた2台のバスが到着し、乗り降りしていました。
日田市内の高校に通う女子生徒は、「線路が流れたと聞いて不安でしたが、バスを運行してくれてありがたいです」と話していました。
福岡県久留米市の大学に通う男子学生は、「バスとJRを乗り継がないと通学できないので、とても不便になると思います。早く復旧してほしいです」と話していました。
JRによりますと、代行輸送のバスは、日田駅発を1日9本、筑後吉井駅発を1日10本運行し、間にある4つの駅を経由するということです。
-- NHK NEWS WEB