企業の設備投資の先行きを示すことし5月の主な機械メーカーの受注額は、変動の大きい船舶と電力を除いて前の月より3.6%減って、2か月連続の減少となり、内閣府は機械受注の基調判断を「足踏みがみられる」に下方修正しました。
内閣府が発表した機械受注統計によりますと、ことし5月に主な機械メーカーが国内の企業から受注した額は、変動が大きい船舶と電力を除いて8055億円となり、前の月より3.6%減りました。
これは、製造業で、発電機や船舶用エンジンなどの受注が増えたものの、非製造業で、コンピューターのシステム関係や建設機械の受注が大きく減少したことによるものです。
受注額が前の月を下回るのは2か月連続で、内閣府は機械受注の基調判断を「持ち直しの動きに足踏みがみられる」から、「足踏みがみられる」に下方修正しました。
内閣府は、「製造業からの受注は増加が続いており底堅いとみているが、非製造業での弱さが目立ってきている。これが一時的なものなのか、今後の動向を注視したい」と話しています。
-- NHK NEWS WEB