日本からおよそ170の企業や団体が出展するロシア最大規模の国際産業見本市の開幕を前に、中部の都市エカテリンブルクで開会式が行われ、プーチン大統領は「日本は最も重要なパートナーだ」と述べ、日ロの経済協力に期待を示しました。
ロシア中部の都市エカテリンブルクでは、毎年、世界各国の工作機械などを展示するロシア最大規模の国際産業見本市、イノプロムが開かれていて、ことしは10日から4日間の日程で開かれます。
ことしの見本市は、日本がパートナー国を務め、開幕を前に9日、プーチン大統領や日本の森元総理大臣や世耕経済産業大臣も出席して開会式が行われました。
この中で、プーチン大統領は「日本は世界の技術をリードする国で、ロシアの最も重要かつ将来性のあるパートナーだ」と述べ、日ロの経済協力に期待を示しました。
一方、世耕大臣は「高い技術とハイレベルな人材を有する日本とロシアの産業界はさらに協力を深めていくべきだ」と述べました。
見本市には日本から合わせておよそ170の企業や団体が出展し、技術力や地域の魅力をアピールすることにしていて、期間中、4万8000人の来場者が見込まれています。
-- NHK NEWS WEB