経営再建中の「東芝」の株式が来月1日づけで東証1部から2部に降格するのに伴い、日経平均株価の構成銘柄から外れることになりました。
東京証券取引所は「東芝」が昨年度の決算の見通しで「債務超過」としたことを受け、来月1日づけで「東芝」を今の東証1部から2部に降格することを決めています。
これを受けて「東芝」は東証1部の上場銘柄のうち225の銘柄で構成されている日経平均株価の算出対象から除外され、代わりに大手精密機器メーカーの「セイコーエプソン」が採用されることになりました。
日本経済新聞社によりますと、「東芝」の株式が株価の代表的な指標の構成銘柄から外れるのは、日経平均株価の前身にあたる指標の公表が始まった昭和25年9月以来、初めてのことだということです。
「東芝」の株式は東証2部に降格したあともこれまでどおり売買が行われますが、今年度末の決算で再び債務超過になるなどした場合は東証の規定で上場廃止となります。
-- NHK NEWS WEB