新潟県長岡市は、市内の事業所で強い毒をもつヒアリの疑いがあるアリが見つかったとしてアリの検体を環境省に送って確認を進めていましたが、鑑定の結果、ヒアリではなかったことがわかりました。
10日午後2時半ごろ、長岡市滝の下町にある自動車部品メーカーの事業所で、従業員が、フィリピンから届いた段ボールの箱を開けたところ、ふだん見かけない茶色の小さなアリが数十匹、見つかりました。
このため長岡市は、ヒアリの疑いもあると見て11日、アリの検体を環境省関東地方環境事務所に送り鑑定を依頼していました。その結果、このアリはヒアリではなかったことがわかりました。
長岡市によりますと、アリの触覚の形がヒアリと異なっていたということです。
新潟県は、全国各地の港でヒアリが確認されていることを受け、貨物船などが発着する県内の港に捕獲用のしかけを置くなどしてヒアリの侵入を防ぐ対策をとっています。
-- NHK NEWS WEB