オートバイメーカー大手のヤマハ発動機は、バギーと呼ばれる車両のブレーキ部品にアスベストが含まれていたとして部品を自主的に回収すると発表しました。
ヤマハ発動機が自主回収するのは、バギーと呼ばれる四輪車両向けのブレーキ部品で、平成27年6月から去年4月までに台湾の会社から補修用の部品として輸入しました。
会社によりますと、国内の3つの部品業者に172セットを出荷しましたが、先月、社内で部品の再検査をしたところ、ブレーキ部品の素材にアスベストが含まれているのがわかったということです。会社はアスベストが含まれた原因を調べていますが、台湾の会社が契約とは違う成分が入った素材を使用した疑いがあるということです。
日本ではアスベストを含む部品などの輸入や提供が禁止されているため、ヤマハ発動機は10日、厚生労働省に報告したということです。通常の使用であれば健康被害が起きる可能性は低いとしていますが、ブレーキ部品が国内でどのように流通したかを調べて回収を急ぐことにしています。
会社は12日から問い合わせのコールセンターを設置します。番号は0120−805−568です。
-- NHK NEWS WEB