この1年話題になり、世相を反映した“食”を選ぶ「今年の一皿」が発表され、独特の香りや味が人気の野菜、パクチーを使った「パクチー料理」が選ばれました。
「今年の一皿」は、この1年話題になり、世相を反映した食べ物や飲み物を選ぶもので、調査会社がインターネットを使った消費者へのアンケート調査などをもとに決めています。
3回目となる今回は、合わせて15の“食”がノミネートされ、選考の結果、独特の香りや味が人気の野菜パクチーを使った「パクチー料理」が「今年の一皿」に選ばれました。
その理由として、調査会社は、パクチーは主に東南アジアや中国で料理の香りづけや添え物などとして使われているが、最近では日本でも美容効果があるとして女性を中心に人気を集め、パクチー料理の専門店が登場していること、また、パクチーを取り扱うスーパーが増え、パクチー味のスナック菓子や調味料の販売も相次いでいること、さらには、静岡県や岡山県など国内でパクチーの生産が増加傾向にあることから「今年の一皿」に選んだとしています。
このほか、「準大賞」には、国産ブドウを原料とし、国内で製造された「日本ワイン」、「特別国際賞」には、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピックにちなんで、牛肉などを鉄の串に刺して焼くブラジルの名物料理「シュラスコ」が選ばれました。
また、「特別賞」には、米こうじなどで作ったノンアルコールの「こうじ甘酒」、ニンニクを抜いたり、これまでにない具材を使ったりした「進化系餃子」、山盛りのローストビーフをのせた丼がインターネットで話題を呼んだ「ローストビーフ丼」が選ばれました。
-- NHK NEWS WEB