ロンドンオリンピックの柔道女子57キロ級の金メダリスト、松本薫選手が第一子となる女の子を出産したことを明らかにし、今後は育児とトレーニングを両立させながら、3年後の東京オリンピックを目指すことになりました。
松本選手は石川県出身の29歳。
闘争心あふれる戦いぶりから「野獣」のニックネームで呼ばれ、5年前のロンドンオリンピックでは、この大会の日本柔道で唯一の金メダルを獲得し、去年のリオデジャネイロ大会では2大会連続のメダルとなる銅メダルを獲得しました。
松本選手は去年のオリンピック後に結婚し、妊娠したことがわかって競技の第一線を離れていましたが、13日、所属企業を通じて第一子の女の子を出産したことを発表しました。
松本選手は3年後の東京オリンピックでの金メダル獲得が目標で、関係者によりますと、競技復帰に向けて近く練習を再開し、来年の夏には公式戦に復帰する計画を立てているということです。
松本選手は「東京オリンピックを目指して『ママでも野獣』で復帰したいと思っています。これからは母として畳に上がりたい」とのコメントを発表し、今後は育児と競技生活の両立を図りながら金メダル獲得を目指すことになります。
-- NHK NEWS WEB