ことし1月、浜松市の自宅で57歳の父親を金属バットで殴って殺害したとして、殺人の疑いで逮捕された23歳の長男について、静岡地方検察庁浜松支部は14日、専門家による精神鑑定の結果などを受けて不起訴処分としました。
ことし1月、浜松市東区の自宅で会社員の父親(当時57)を金属バットで殴って殺害したとして、一緒に住んでいた23歳の長男が殺人の疑いで逮捕されました。
警察の調べに対し長男は容疑を認めていましたが、静岡地方検察庁浜松支部は当時の精神状態などを詳しく調べる必要があるとして、2月からおよそ6か月間にわたって専門家による精神鑑定を行いました。
その結果、検察は14日、長男を不起訴処分としました。
検察は不起訴の理由について明らかにしていませんが、精神鑑定の結果などから刑事責任は問えないと判断したと見られます。
また検察は、医療観察法に基づいて裁判所に適切な治療を受けさせるための申し立てを行い、裁判所は鑑定入院を命じたということです。
-- NHK NEWS WEB