14日午後、名古屋市の団地の一室で、この部屋に住む80代の夫婦と見られる男女の遺体が見つかりました。体が不自由な夫を妻が介護していたということで、警察は、妻が先に亡くなり、介護を受けられなくなった夫がその後、死亡したと見て調べています。
14日午後1時ごろ、名古屋市瑞穂区桃園町の団地の7階の部屋で、この部屋に住む80代の夫婦と見られる男女が死亡しているのを警察官が見つけました。
新聞が数日分、取り込まれていないため、隣の部屋の男性が管理会社を通じて通報し、安否を確認するため警察官が訪ねたということです。
警察によりますと、2人は同じ和室で見つかり、女性はあおむけに倒れ、男性はあぐらをかいて座り上半身を前に突っ伏すような状態だっということです。
警察や近所の人によりますと、夫婦は2人暮らしで、夫は足が不自由で妻が自宅で介護していたということです。
遺体に外傷はなく、玄関とベランダ側の窓には鍵が掛かっていたということです。
警察は身元の確認を進めるとともに、妻が何らかの理由で先に亡くなり、その後、介護を受けられなくなった夫が死亡したと見て、詳しい状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB