ロシアのモスクワで、日本の夏祭りをテーマに盆踊りなどを紹介する催しが開かれ、2日間で9万人に上る人たちが日本の文化に親しみました。
この催しは、モスクワにある日本大使館と地元の企業が16日まで2日間、開いたもので、ことしは日本の夏祭りがテーマです。
盆踊りを紹介するコーナーでは、ロシアの人たちが日本の舞踊家の女性から指導を受けたあと、やぐらを囲んで輪になり、「河内おとこ節」や日本のポップミュージックにあわせて笑顔で踊っていました。
折り紙教室では、モスクワで折り紙の普及活動に取り組むロシア人の女性から手ほどきを受けながら、お守りと財布を作りました。
会場では、たい焼きを販売する屋台も出て、長い列ができていました。盆踊りに参加した20歳の男性は、「日本が大好きです。日本のお祭りに参加できて、とてもうれしい」と話していました。
ロシアでは、和食のレストランが人気を集めているほか、アニメや漫画を通じて日本への関心を持つ若い人たちも少なくありません。会場がモスクワ中心部の公園だったこともあって、主催者によりますと、来場者は2日間で9万3000人に上ったということです。
-- NHK NEWS WEB