アメリカのトランプ大統領は就任から半年となる今週を「メード・イン・アメリカ週間」と位置づけ、国産品を後押しする姿勢をアピールしましたが、野党からは「トランプ大統領は自身のブランド品を外国で生産してきた」などと批判の声も上がっています。
トランプ大統領は17日、就任から半年となる今週を「メード・イン・アメリカ週間」と位置づけ、国民に対しアメリカを偉大にするために働くすべての人々に敬意を表すよう求める文書に署名しました。
これに先立ってトランプ大統領はホワイトハウスに特別に展示された大型車両や船などアメリカ製の製品を見て回り、野球のバットを手に取ったりカウボーイハットをかぶったりして国産品を後押しする姿勢をアピールしました。
そのうえでトランプ大統領は「われわれはもっと自国で製品をつくりたい。アメリカの企業や労働者を守る」と述べ、アメリカ第一主義のもと不公正な貿易慣行の是正などに取り組む考えを強調しました。
一方、野党・民主党の全国委員会は声明を出し「トランプ大統領や長女のイバンカ氏は自身のブランド品を外国で生産してきた」と指摘したうえで「『メード・イン・アメリカ週間』はトランプ大統領の偽善的行為の典型だ」と強く批判しています。
-- NHK NEWS WEB