生命保険会社の「ソニー生命」は、香川県の高松支社で働いていた元社員が、高い利回りをうたった架空の商品への加入を持ちかけ、6人の顧客から合わせて1億3500万円余りをだまし取っていたと発表しました。
ソニー生命の発表によりますと、香川県の高松支社の45歳の元社員の男性が、平成21年9月ごろからことし4月までの8年近くにわたって、高い利回りをうたった架空の年金や生命保険への加入を持ちかけ、6人の顧客から合わせて1億3521万円をだまし取っていたということです。
ことし4月、顧客の1人が保険の契約内容について会社に問い合わせたところ、架空の商品だったことが発覚したということです。
元社員は社内調査に対して顧客をだましていたことを認め、ことし5月自主退職しています。
会社側はさらに被害がないかどうか調査を進めるとともに、警察に告発することも検討しています。
ソニー生命は契約者に対して、不審に思うことがあればコールセンターに連絡するよう呼びかけています。
問い合わせの電話番号は0120−158−821。
年末年始や5月の大型連休を除く午前9時から午後5時半まで受け付けているということです。
-- NHK NEWS WEB