山梨県の山梨市長の元妻が、知人の会社経営者に架空の投資話を持ちかけて現金3億7000万円余りをだまし取ったとして、詐欺の罪で起訴されました。一方、共犯として逮捕された元医師の男性について、東京地方検察庁は不起訴にしました。
起訴されたのは、山梨市の望月清賢市長の元妻で、石材会社「差出石材」の社長、望月治美被告(61)です。
起訴状などによりますと、望月被告は平成23年から25年にかけて知人で埼玉県の60代の会社経営の男性に対し、「石材取引の仕入資金を融通してくれれば、確実に転売利益が得られる」とうそを言って、現金3億7600万円余りをだまし取ったとして、詐欺の罪に問われています。
警視庁のこれまでの調べで、だまし取った金は望月被告が受け取り、借金の返済に充てていたということです。
一方、共犯として警視庁に逮捕された63歳の元医師の男性について、東京地検は「共犯と認定するだけの証拠が不十分だ」として、18日付けで不起訴にしました。
-- NHK NEWS WEB