大手通信会社のソフトバンクグループの孫正義社長は、人工知能を搭載したロボットがあらゆる産業の鍵を握ることになるとして、ロボット分野への投資を加速していく考えを示しました。
ソフトバンクグループは先月、グーグルの親会社アルファベットから軍事用ロボットで知られるアメリカの「ボストン・ダイナミクス」と東京大学の研究者などが設立し2足歩行のロボットを手がける「シャフト」を買収すると発表しました。
これについて孫社長は20日、東京都内で開いた企業向けのイベントの講演で「AI=人工知能を搭載するスマートロボットが誕生すると、人間の知性を超えてあらゆる産業の鍵を握る時代がやってくる。リスクマネーを投入し、大いなる変革を促したい」と述べて、ロボット分野への投資を加速させていく考えを示しました。
また、すでにソフトバンクが販売している人型ロボットの「ペッパー」について孫社長は「ペッパーにできることは限られていて、まだ入り口にすぎない」としてさらなる改良にも力を入れていく考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB