大手化粧品メーカーの資生堂は、製造・販売したボディーソープの香りに異常が見つかったとして、合わせて16商品、およそ136万個を自主回収すると発表しました。
発表によりますと、資生堂が自主回収するのは、ことし1月から今月まで埼玉県の久喜工場で製造した「クユラ ボディーケアソープ 心華やぐ香り」や「専科 パーフェクトバブル フォーボディーn」など、同じ商品名の詰め替え用などを含めて、国内と海外で販売している合わせて16商品、およそ136万個です。
会社によりますと、利用者から「いつもの香りと違う」などといった問い合わせが相次いだため、社内で調査したところ、原料の管理態勢に不備があり、酸化した原料が使われていたことがわかったということです。
資生堂は、商品の安全性や洗浄の機能には問題がないことを確認したとしていますが、「お客様に多大なご心配とご迷惑をおかけしますことを深くおわび申し上げます。より一層の品質管理に努めてまいります」とコメントしています。
会社では対象商品の代金に相当する額を返金することにしていて、受付をインターネットで21日午後3時から始めたほか、電話でも22日午前9時から始めるということです。
電話受付のフリーダイヤルの番号は0120−203−354で、来月4日までは土曜、日曜も含めて午前9時から午後9時まで受け付けるとしています。
-- NHK NEWS WEB