販売したゴルフの高額な練習用ソフトについてのレッスンプロなどによる集団提訴をめぐって、東京のゴルフ関連会社が経営に行き詰まり、２１日、東京地方裁判所から破産手続きの開始決定を受けました。
破産手続きの開始決定を受けたのは東京のゴルフ関連のシステムやソフトウエア会社、「ゴルフスタジアム」です。
この会社は平成１６年に設立され、ホームページの制作やゴルフのスイングの練習用ソフトなどを手がけていました。しかし、先月初め販売した高額な練習用ソフトをめぐって、レッスンプロなどが「実質的に無料になるという約束が守られなかった」として、購入した際にローン契約を結んだ信販会社５社に対して契約を無効とする訴えを起こしていました。
その後、先月下旬、レッスンプロなどの債権者側は資金を回収するため東京地方裁判所にこの会社の破産を申し立て、２１日、裁判所が破産手続きの開始を決めたということです。
破産管財人の弁護士事務所によりますと、会社の負債総額はおよそ５６億円に上り、債権者はレッスンプロなど１０００人を超えるということです。
-- NHK NEWS WEB
