40年以上にわたって続く、海外では最大規模の盆踊り大会がマレーシアで開かれ、浴衣に身を包んだマレーシア人や日本人などおよそ3万5000人が日本の夏の風物詩を楽しみました。
この盆踊り大会は日本伝統の盆踊りを通じて交流を深めようと、40年余り前からマレーシアの日本人会や日本人学校などが毎年開いているもので、海外では最大規模の盆踊り大会と言われています。
ことしは、現地に進出する日本企業の駐在員や地元、マレーシアの人たちなどおよそ3万5000人が参加しました。
首都クアラルンプール近郊の会場にはやぐらが組まれ、参加者たちは「東京音頭」や「花笠音頭」などの音色にあわせてやぐらの周りで輪になって踊りを楽しみました。中には浴衣に身を包んだマレーシア人や現地の日本人学校に通う子どもたちもいて、振り付けを教えあったり見よう見まねで踊ったりして交流を深めていました。
また、ことしは日本とマレーシアが外交関係を樹立して60年の節目となることを記念して花火も打ち上げられました。
参加したマレーシア人の女性は、「盆踊り大会があると友人から聞き初めて参加しました。日本の文化はとても美しいと思います」と話していました。
盆踊り大会を企画した日本人会の大場渉さんは、「踊りそのものは簡単なのでマレーシア人も日本人もみんなで一つの大きな輪になって踊ってもらいたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB