大手銀行のみずほ銀行は、住宅の空き部屋などを貸し出す民泊の分野で世界最大手のアメリカのIT企業、エアビーアンドビーと業務提携を結んだと発表し、成長が見込まれる民泊向けの融資を拡大していくことになりました。
発表によりますと、みずほ銀行は、住宅の空き部屋などを旅行者に有料で貸し出す民泊の世界最大手で190以上の国や地域でサービスを展開しているエアビーアンドビーと業務提携を結びました。
民泊をめぐっては、先月、事業を届け出制とすることなどを盛り込んだ新しい法律が成立したことをきっかけに、参入を表明する企業が相次いでいます。
今回の提携で、みずほ銀行は社宅などの空き部屋の活用を考えている取引先の企業を紹介するほか、民泊用の部屋の清掃など関連ビジネスの拡大を目指すとしています。これによって、みずほとしては、民泊向けの融資の拡大につなげたい考えです。
みずほ銀行の山田大介常務執行役員は記者会見で、「東京オリンピック・パラリンピックの開催を前に宿泊施設の充実が課題となっており、民泊事業は今後成長が加速する分野だ」と述べ、銀行が持つ顧客基盤を活用し、事業を拡大していく考えを示しました。
-- NHK NEWS WEB