ネット通販大手のアマゾンは都市部の配送体制を強化するため、ロボットを導入した日本国内では初めとなる物流センターを6日から本格的に稼働しました。
この物流センターはアマゾンが神奈川県川崎市につくり、首都圏の配送の拠点として本格的に稼働しました。地上3階建ての建物の延べ床面積はおよそ4万平方メートルで、国内では13か所目となりますが、特徴は、国内では初めてとなるロボットの導入です。
センターの中では、数百台のロボットが稼働し、商品を保管する移動式の棚を仕分け担当の作業員のもとに運びます。作業員が棚まで足を運ぶ必要がなくなり、効率が飛躍的に高まるとしています。
アマゾンジャパンのジェフ・ハヤシダ社長は、「ロボットによってさらにサービスの拡充や、スピードアップを図りたい」と話していました。
また、アマゾンはこれに先立ち、冷蔵庫や壁などに貼り付ける小型の専用端末のボタン1つで食料品や日用品を注文できる新たなサービスを始めました。飲み物やトイレットペーパー、シャンプーなどおよそ40の商品について、それぞれに対応したボタンを押すと、パソコンやスマートフォンを使わなくても注文できる仕組みで、ネット通販を手がける会社の間で消費者の囲い込みを狙った競争が激しくなっています。
-- NHK NEWS WEB