大手IT企業のグーグルを装い、携帯電話に「ウイルスに感染したので対策ソフトを申し込んでください」などという、うそのメールを送って現金をだまし取ったとして、男2人が警視庁に逮捕されました。
警視庁は、男らが全国のおよそ1000人から2000万円以上をだましとったと見て調べています。
逮捕されたのは東京都・豊島区のインターネット関連会社社長佐藤真容疑者(35)ら2人です。
警視庁によりますと、佐藤容疑者らはグーグルを装って「お客様の端末がウイルスに感染しました。対策ソフトを申し込んでください」などという、うその内容のメールを携帯電話に送り、ソフトを申し込んだ岩手県内の40代の男性から現金およそ3万円をだまし取った疑いが持たれています。
男性は、送られたメールからグーグルにそっくりのロゴが表示された画面に誘導され、代金としてクレジットカードの番号などを入力するよう求められたということです。
これまでの調べで、同じような手口で30万人以上にメールを送りつけ、およそ1000人から2000万円以上をだましとったと見られるということです。
警視庁が詳しいいきさつを調べています。警視庁によりますと、佐藤容疑者は調べに対して黙秘しているということです。
-- NHK NEWS WEB