ことし5月、中国から横浜港に送られたコンテナの中から末端の密売価格にしておよそ224億円分にあたる覚醒剤350キロが押収され、警察はこの荷物の一部を覚醒剤として受け取った疑いで暴力団員ら3人を逮捕しました。調べに対し2人は容疑を否認しているということです。
ことし5月、中国から横浜市にある横浜港の本牧ふ頭にペット用の砂と一緒に輸入されたコンテナの中から、末端の密売価格にしておよそ224億円分にあたる覚醒剤350キロが押収されました。
警察や税関などが受け取り先などを捜査したところ、今月、荷物の一部が静岡県下田市の倒産している会社に配達されたということです。警察は配達先の建物でこの荷物を覚醒剤として受け取ったとして、稲川会系の暴力団員、安宅清美容疑者(49)や自称無職の佐藤正人容疑者(45)ら3人を麻薬特例法違反の疑いで逮捕しました。
警察によりますと、今回押収された覚醒剤は過去4番目に多いということで、暴力団が関わった密輸事件として捜査を進めています。調べに対し佐藤容疑者は容疑を認め、2人は「知らない」などと否認しているということです。
-- NHK NEWS WEB