菅官房長官は午前の記者会見で、中国当局に相次いで拘束された日本人6人のうち、4人が拘束を解かれて日本に帰国したことを明らかにしたうえで、引き続き、残る2人についても解放に向けて支援していく考えを示しました。
中国では、ことし3月、中国企業の依頼を受けて温泉探査の仕事で訪れた日本人が東部の山東省で3人、南部の海南島で3人が相次いで中国当局に拘束されました。
これについて、菅官房長官は午前の記者会見で、「中国の山東省および海南省で拘束された邦人6名のうち4名が帰国している。中国当局とは必要な連絡をとっているが、まだ拘束されている方がいるので詳細のコメントは控えたい」と述べ、4人が拘束を解かれて、日本に帰国したことを明らかにしました。
そのうえで菅官房長官は、「政府として邦人保護は最重要の責務であり、引き続いてまだ拘束されている方をしっかり応援していきたいし、支援をしていきたい」と述べ、残る2人についても解放に向けて支援していく考えを示しました。
一方で、菅官房長官は、拘束および解放された理由について、「まだ拘束されている方もいるし、会社もそこは明確にしていないので、詳細についてのコメントは控えたい」と述べました。
-- NHK NEWS WEB