先月、JR博多駅前で起きた大規模な陥没で、原因とされる地下鉄工事を発注した福岡市などは、被害を受けた企業や個人への賠償金の支払いを6日から始めました。
先月8日、福岡市のJR博多駅前で起きた大規模な道路陥没によって、現場に面したビルでは立ち入りが1週間にわたって規制されたほか、停電や断水、それにガスの供給停止も続き、市民生活や企業の経済活動に大きな影響が出ました。
陥没の原因とされる地下鉄の延伸工事を発注した福岡市と、工事を請け負った建設会社は、6日から企業や個人への賠償金の支払いを始めました。
損害額が確定していなくても、被害の一部が領収書などで証明できれば仮払いに応じることにしています。
福岡市によりますと、すでに申請があったおよそ20件のうち、6日は3件の支払いに応じ、このうち2件は損害額が5万円以下のもので、もう1件は損害が確認できた分を仮払いとして支払ったということです。
福岡市は引き続き、専用の相談窓口で損害賠償の申請や問い合わせを受け付けるということです。
-- NHK NEWS WEB