今月22日から23日にかけての記録的な大雨により広い範囲で住宅が浸水する被害が出た秋田県大仙市では、日曜日の30日、多くのボランティアが集まり、住宅の後片づけなどを手伝いました。
今回の記録的な大雨で、秋田県内では600棟以上の住宅が床上まで水につかり、このうち雄物川の氾濫などで広い範囲に浸水被害が出た大仙市では、28日からボランティアの受け付けが始まっています。
復旧作業を手伝おうと、29日のおよそ160人に続いて日曜日の30日は180人のボランティアが参加し、このうち大仙市協和の中淀川地区では、参加した20人余りが住宅から泥の付いた建具を運び出して洗ったり、側溝にたまった泥をかき出したりしていました。
参加した宮城県東松島市の30代の会社員の男性は「東日本大震災で被災したときに多くのボランティアに助けられたので、恩返しの気持ちで来ました。みんなで力を合わせて生活再建の役に立ちたい」と話していました。
また、大雨のあと子どもの家に避難し、ボランティアに住宅の後片づけをしてもらった70代の女性は、「片づけがなかなか進まなかったので、ボランティアに心から感謝しています。今後の生活の見通しは立っていませんが、いつかまたこの家に戻ってきたいです」と話していました。
-- NHK NEWS WEB