中国で8歳の男の子が「夏休みにお父さんと遊びに行きたいので休暇をいただけませんか」と父親の上司に宛てて書いた手紙がインターネット上で話題になり、この上司の目にも留まってすぐに休暇が認められました。
中国版ツイッター、ウェイボーなどによりますと、中国・北京のIT企業に勤める男性は先月25日、出勤前に8歳の息子から手紙を渡されました。
手紙は男性の上司に宛てて書いたもので「休暇願い」と題され、「夏休みに入り、お父さん、お母さんと遊びに行きたいのですが、お父さんは『仕事が忙しい』と言います。お父さんに数日間の休暇をいただけませんか」と書かれていました。
男性が手紙を上司に渡すべきか考えあぐねてインターネット上に文面を公開したところ、「必ず渡すべき。子どもをがっかりさせないで」とか、「子どもの成長には親との時間がいちばん重要」といった意見が次々と寄せられました。
インターネット上で話題となった手紙は男性の上司の目にも留まり、すぐに休暇が認められました。さらに、手紙を見た旅行会社から「子どもの望みをかなえてほしい」と、南西部、雲南省への家族旅行に招待されたということです。
-- NHK NEWS WEB