アメリカの先月・7月の新車の販売台数は首位のGM=ゼネラル・モーターズが2桁のマイナスになるなど不振が続き全体では7%減少しました。
民間の調査会社オートデータが1日発表した先月のアメリカの新車販売台数は141万5139台で前の年の同じ月より7%減少し、7か月続けてマイナスとなりました。
メーカー別に見ますとアメリカ企業は最大手のGM=ゼネラル・モーターズが15.5%の減少と大きく落ち込み、フォードも7.4%減少しました。
日本のメーカーはSUV=多目的スポーツ車の販売が好調だったトヨタ自動車は3.6%増加した一方で、日産自動車は3.2%、ホンダが1.2%減少しました。
これは景気の回復ペースが緩やかになり新車の需要が頭打ちになっていることや、一部のメーカーがもうけが少ないレンタカー向けの販売を減らしたことなどによるものです。
アメリカのことし1年間の新車販売台数は8年ぶりに前の年を下回る可能性が高まっていて、大手メーカーの間では人員削減を含む生産体制を見直す動きも出ています。
-- NHK NEWS WEB