１日、長崎県佐世保市のテーマパーク「ハウステンボス」でバンジージャンプのワイヤーが切れ、３７歳の男性が落下してけがをした事故で、警察は３日、メンテナンス会社の立ち会いの下、ワイヤーの状態を確認するなど事故の原因を調べています。
１日夕方、ハウステンボスで福岡県の３７歳の男性が高さおよそ２０メートルのバンジージャンプの台から飛び降りたところ、体に着けたゴムロープとジャンプ台とをつなぐワイヤーが切れて落下し、右肩を打撲する軽いけがをしました。
警察は３日、事故原因を調べるため、開園前の午前８時すぎから、ハウステンボスの点検の担当者や、定期点検を請け負うメンテナンス会社の社員とともにジャンプ台に上がり、ふだんの点検の状況や切れたワイヤーの状態などを確認しました。
ハウステンボスによりますとワイヤーとゴムロープは金属製の部品で接続されていて、この場所でワイヤーが切れたということです。この部分は外から見えず、目視での確認は難しいということですが、ことし５月に定期点検をしていたほか、事故当日の朝にも、担当者が飛んでみたり、ゴムロープを引っ張ったりして調べていましたが、異常は確認されなかったということです。
ハウステンボス経営企画室の高田孝太郎室長は「このような事故が起こり、深刻に受け止めている。警察に協力しながら原因究明に努めたい」と話していました。
警察はこの部品を持ち帰るなどして事故の原因を調べています。
-- NHK NEWS WEB
