3日、静岡県島田市の新東名高速道路のトンネル内で大型トラックなど6台が次々と追突して、オートバイに乗っていた51歳の女性が死亡したほか4人がけがをし、警察は大型トラックの52歳の運転手を逮捕しました。警察によりますと、運転手は「携帯電話を見ていた」と供述しているということです。
3日午前10時すぎ、静岡県島田市の新東名高速道路の上り線にある大草トンネルの中で、大型トラック2台と乗用車3台、それにオートバイ1台の合わせて6台が次々と追突しました。警察によりますと、この事故でオートバイに乗っていた愛知県豊川市の会社員、富永すみ子さん(51)が全身を強く打って死亡し、乗用車に乗っていた子ども3人と大人1人の合わせて4人が軽いけがをしました。
警察は、最初に追突した大型トラックの運転手で広島県府中町の大保雄容疑者(52)を過失運転傷害の疑いで逮捕し、容疑を過失運転致死に切り替えることにしています。
警察によりますと、大保容疑者は調べに対して「携帯電話を見ていて脇見をしていた」と供述しているということです。
事故が起きたのはトンネルの入り口からおよそ200メートル入った場所で、当時、工事のため2車線のうち追い越し車線の通行が規制されていたということで、警察が事故の詳しい状況を調べています。
この事故で新東名高速道路の上り線は、静岡県の島田金谷インターチェンジと藤枝岡部インターチェンジの間で5時間近くにわたって通行止めとなりました。
-- NHK NEWS WEB