大手IT企業のディー・エヌ・エーは、いわゆるまとめ記事サイトで根拠が不明確な記事を載せた問題を受けてサイトの運営を停止していましたが、大手出版社の小学館と共同で新会社を設立して記事の編集のノウハウを得ながら一部のサイトを再開させると発表しました。
ディー・エヌ・エーは医療や健康の情報のまとめ記事サイトで根拠が不明確な記事を載せていたため、去年12月、合わせて10のサイトの運営を停止し再発防止策を進めてきました。
発表によりますと、ディー・エヌ・エーは再発防止策の一環として、記事の作成などの業務を見直すため大手出版社の小学館と共同で出資して、今月新会社を設立します。
新会社は小学館側が記事の作成や編集などの業務を担当し、ディー・エヌ・エー側はサイトの運営や広告に関する業務を担当するとしています。
そのうえでディー・エヌ・エーは、停止した10のまとめ記事サイトのうち女性向けファッションの情報を扱うサイトについて年内に記事の提供を再開をする予定です。
ディー・エヌ・エーは小学館のノウハウを得ながら、これまで外部に任せていた記事の執筆を新会社に所属する記者やライターが直接行うことで、正確な情報を提供するとしています。
一方会社は、このほかの9のサイトについて再開をするかどうかは決まっていないとしています。
-- NHK NEWS WEB