夏のボーナスを含めたことし6月の給与総額は、平均でおよそ43万円となり、1年1か月ぶりに前の年の同じ月を下回りました。
厚生労働省が全国のおよそ3万3000の事業所を対象に行った調査の速報値によりますと、ことし6月の給与総額は基本給やボーナス、残業代などを合わせた、働く人1人当たりの平均で42万9686円でした。
このうち、基本給など決まって支給される給与は前の年の同じ月より0.4%増えて26万1583円、ボーナスなど特別に支払われた給与は1.5%の減少で16万8103円で、給与総額は前の年の同じ月を1年1か月ぶりに下回り、0.4%減少しました。
また、物価の変動分を反映した実質賃金は0.8%下回り、3か月ぶりに減少しました。
厚生労働省は「業績が鈍化した企業の中で夏のボーナスが減少したことが、給与総額の減少につながったのではないか」としています。
-- NHK NEWS WEB