東京の都立高校の中でも有数の進学校で、3日小学生を対象にした学校説明会が開かれました。私立などの中高一貫校への進学が盛んになる中、早い時期から都立高校を進学先として考えてもらおうという狙いがあります。
説明会を行ったのは進学校として知られる都立国立高校で、小学4年生から6年生の児童と保護者、およそ80人が参加しました。
東京を中心に首都圏では私立などの中高一貫校への受験が盛んで、大手進学塾によると、東京、神奈川、千葉、埼玉の子どもの5人に1人が中学受験をすると言われています。
小学生への学校説明会は早い時期から都立高校の魅力に触れ進学先として考えてもらおうという狙いがあり、都立の進学校で広がっています。
3日は小学生向けの体験授業や高校生による学校案内が行われたほか、保護者を前に校長が学校の特色や進学実績を説明していました。小学5年生の男の子は「小学校と違う自由な雰囲気で楽しかった。勉強してこの高校に来たい」と話していました。
東京都立国立高校の岸田裕二校長は「私立中学校などに優秀な生徒を取られてしまうという危機感がある。公立中学から都立高校に来て難関国公立大学に進学する道もあることを知ってほしい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB