原料価格の上昇を背景に、オリーブオイルやかつお節、缶詰など、暮らしに身近な食品が今月以降、相次いで値上げされます。
このうち、日清オイリオグループは、イタリアなど主要な産地でオリーブが不作だとして、家庭用のオリーブオイル、5つの商品をことし10月1日の出荷分から10%以上、値上げします。
また、かつお節メーカー各社は、海外でカツオの需要が伸びていることに加えて、国内の主な産地でカツオが不漁で取引価格が上昇しているとして、業務用と家庭用のかつお節などを相次いで値上げします。ヤマキが今月1日から7%から15%程度、値上げしたほか、マルトモが来月1日から7%から11%程度、にんべんがことし10月2日から10%から25%程度、値上げする予定です。
カツオの価格上昇は缶詰にも影響していて、はごろもフーズは、カツオを主原料にした5つの缶詰について、来月1日から6%から7%程度、値上げするとしています。
このほか、生育不良などでのりの原料価格が上昇しているため、桃屋がのりのつくだ煮、17商品をことし10月2日から値上げする方針で、身近な食品の値上げが広がっています。
-- NHK NEWS WEB