ソフトバンクグループの孫正義社長は、傘下のアメリカの携帯電話会社「スプリント」を軸とした複数の事業統合を検討し、交渉を進めていることを明らかにしたうえで、近く、意思決定をしたいという考えを示しました。
ソフトバンクグループは4年前に買収し傘下に収めたアメリカ第4位の携帯電話会社「スプリント」について、アメリカのほかの携帯電話会社やケーブルテレビ会社などとの合併なども視野に交渉を行っています。
これについて、孫社長は7日の決算発表の記者会見で「スプリントの業績は順調に推移していて、単独で成長することも十分に可能だと思うが、さらなる価値の増大を考え、複数の選択肢で事業統合を検討している」と述べました。
そのうえで「交渉は一歩一歩進んでいて、近い将来、何らかの意思決定ができるのではないかと思っている」と述べ、具体的な時期については言及を避けつつも、スプリントを軸とした事業統合の交渉が近く意思決定する段階に来ていることを明らかにしました。
-- NHK NEWS WEB