コンビニ最大手のセブンーイレブン・ジャパンは、深刻化する人手不足に対応するため、ことし秋から東京と広島市の2つの店舗に保育所を併設し、子育て中の女性が働きやすい環境の整備を図ることにしています。
発表によりますと、セブンーイレブン・ジャパンは、ことし9月末から10月にかけて、東京・大田区と広島市の合わせて2つの店舗で、2階部分に認可外保育所を併設します。
保育所は、会社が開設費用の一部と賃料を負担し、運営は保育事業専門の会社に委託して、周辺の店舗も含めたパートなどの従業員の子どもを預かるということです。
会社としては、深刻化する人手不足に対応するため、子育て中の女性の働きやすい環境づくりが主な狙いですが、保育所で近隣の子どもたちを受け入れることで、地域の待機児童の解消にもつなげたいとしています。
大手コンビニチェーンが店舗に保育所を併設するのは初めてだということで、会社は、利用状況などを見ながら、こうした店舗を増やすことを検討したいとしています。
セブンーイレブン・ジャパンの野田静真オペレーション本部長は記者会見で、「コンビニ業界の採用環境は厳しいので、女性などが働きやすい環境づくりを強化したい」と話していました。
-- NHK NEWS WEB