企業の設備投資の先行きを示すことし6月の主な機械メーカーの受注額は、製造業で工作機械の受注が減ったことなどから、変動の大きい船舶と電力を除いて、前の月より1.9%減って3か月連続で減少しました。
内閣府が発表した機械受注統計によりますと、ことし6月に主な機械メーカーが国内企業から受注した額は、変動が大きい船舶と電力を除いて7900億円となり、前の月よりも1.9%減って去年5月以来の低い水準となりました。
製造業で金属製品の加工に使う工作機械の受注減などで減少したものの、非製造業はシステム関連などの受注が増えたことで全体として増加しました。
機械受注の受注額が前の月を下回るのは3か月連続で、内閣府は「足踏みがみられる」という基調判断を据え置きました。
一方、内閣府は、ことし7月から9月までの3か月間の見通しについては「製造業はほぼ横ばいで推移するものの、非製造業は鉄道車両などの受注の増加が見込まれるため、全体の受注額は前の3か月と比べて増えるのではないか」と話しています。
-- NHK NEWS WEB