大分県佐伯市で2歳の女の子の行方がわからなくなり、6日、21時間ぶりに山の中で無事保護されました。警察によりますと、女の子は発見された時、すり傷などがあり、入院して検査を受けていましたが、異常はなく、7日午後に退院したということです。
大分県佐伯市の徳永暦ちゃん(2)は、5日午後1時ごろ、佐伯市宇目の曽祖父母の家の近くの畑で母親などが農作業をしている間に、行方がわからなくなりました。警察や消防、それに家族や知り合いが捜索にあたったところ、およそ21時間後の6日午前10時前に畑から南に2キロほど離れた山の斜面でうずくまっているところを父親の会社の同僚が発見し、無事保護されました。
警察によりますと、暦ちゃんは発見された際、体に土が付き、手にすり傷があることから斜面を滑り落ちたと見られています。暦ちゃんは市内の病院に入院して検査を受けていましたが、異常はなく、7日午後に退院したということです。
警察によりますと、当初、暦ちゃんがどこに行ったか手がかりはありませんでしたが、嘱託警察犬に身につけていた物の匂いをたどらせたところ、南の方向に向かったということです。このため、警察や消防、それに家族や知り合いが南の地域を重点的に捜索した結果、発見につながったということです。
警察は、歩いているうちに山の中に迷い込んだと見て当時の状況を調べています。
-- NHK NEWS WEB