10日のニューヨーク株式市場は、北朝鮮をめぐる情勢で緊張が高まっているという見方から、幅広い銘柄に売り注文が広がり、ダウ平均株価は200ドル余り下落しました。
10日のニューヨーク株式市場は、トランプ大統領が核やミサイルの開発を加速する北朝鮮を再び強くけん制したことなどから緊張が高まっているという見方が出て、幅広い銘柄に売り注文が広がる展開になりました。
このためダウ平均株価は大幅に値下がりし、前日より204ドル69セント安い、2万1844ドル1セントで取り引きを終えました。
ダウ平均株価は、今月7日まで9営業日連続で最高値を更新していましたが、その後、3日連続の値下がりとなりました。
市場関係者は「過去最高値の更新が続いて高値への警戒感から売り注文が出やすい展開だったところに、北朝鮮情勢の先行きに懸念が強まったことから、買いを入れる材料が見当たらない状況だった」と話しています。
また10日のニューヨーク外国為替市場でも北朝鮮情勢をめぐる緊張の高まりを背景に、比較的、安全な資産とされる円を買う動きが強まり、円相場は、1ドル=109円台の前半まで値上がりしました。
-- NHK NEWS WEB