再来年4月に民営化される福岡空港の運営を担う企業を選ぶ入札が、10日締め切られ、合わせて5つの企業グループが応じたことがわかりました。
福岡空港は、国が再来年4月、空港ビルや滑走路の運営を一体化して民間に委託する計画で、10日は、委託先を選ぶための入札が締め切られました。
関係者によりますと、入札には、5つの企業グループが応じたということです。入札に応じたのは、現在、福岡空港の空港ビルを運営している九州電力などの企業連合と三菱商事などで作るグループ、伊藤忠商事などで作るグループ、住友商事と海外の空港運営会社で作るグループ、オリックスと東急電鉄などのグループ、三菱地所などで作るグループの5つです。
国土交通省は、各グループの提案を審査したうえで、来年5月ごろ、優先交渉権を与えるグループを決める方針で、これによって、事実上、委託先が決まります。
福岡県内の空港では、混雑が続く福岡空港と24時間運用ができる北九州空港をどう連携させていくかが課題となっています。このため、国土交通省は、国が運営している北九州空港が将来、民営化される場合、福岡空港を運営する事業者が北九州空港の入札に参加することも、特例として認めることにしています。
-- NHK NEWS WEB