11日のアジアの株式市場は、北朝鮮情勢をめぐって緊張が高まっているという見方から多くの市場で株価が値下がりしています。
11日のアジアの株式市場は、アメリカのトランプ大統領が核やミサイルの開発を加速する北朝鮮を再び強くけん制するなど、緊張が高まっているという見方から、多くの株式市場で株価が値下がりしています。
日本時間の午前11時半現在、代表的な株価指数は10日の終値と比べて、韓国で1.6%、香港で1.2%、シンガポールで1.0%、それぞれ下落しています。
市場関係者は「高値への警戒感があったところに北朝鮮をめぐるトランプ大統領の発言によって、アジアでも先行きへの警戒感が広まり株安につながっている」と話しています。
また、シンガポール外国為替市場でも北朝鮮情勢をめぐる緊張の高まりを背景に、比較的、安全な資産とされる円を買う動きが強まり、円相場はおよそ2か月ぶりに1ドル=108円台まで値上がりしています。
-- NHK NEWS WEB